最近は暦通りに、秋の気配を感じる日々が続いております。この季節の変わり目は体調を崩すことが多いです。養護老人ホーム千寿苑は高齢者が生活していますので、職員は利用者と自分自身を守らなければなりません。さらに去年から続いている新型コロナウイルス感染症の猛威が未だに収まりません。これまでの感染症予防に加え、新型コロナウイルスに対する感染予防も必要です。そこで千寿苑の伊藤看護師がこれまでの復習と新たな技術を習得するために感染症予防研修を開催しました。
 伊藤看護師の考えは、「こちらから伝えるのみの研修は行いたくない」「職員がワクワク楽しめる研修にしたい」「間違っていることがあれば、私が直す」ということをテーマに熊谷主任支援員と鈴木生活相談員で話し合いを行い、当日を迎えました。

 今回は伊藤看護師が防護具の装着方法をクイズ形式で出題し、各職員がホワイトボードに答えを記入しました。

 はじめは緊張している様子が伺えましたが、問題を解いていく中で、分かっていることなのに言葉にできないもどかしさや、頭でイメージしていることで、自然と体が動いてしまうことがありました。そこで絶妙なタイミングで坂本施設長がツッコミを入れ、職員同士が笑うなど、とても良い雰囲気で行うことができました。
 出題は全部で7問。残念ながら全問正解者はいませんでした。新型コロナウイルスに対する新しい予防方法に対応できていなかったことが要因と思います。伊藤看護師が丁寧に答えを説明していたので、最終的には全員が理解しました。

 クイズ終了後は、実際に見藤支援員、守永支援員、加藤支援員が防護具の装着を行いました。クイズで得られた知識があるため、実際に動いていない職員からも声が上がるなどとても良い研修となりました。

 利用者には「感染症は怖い」ということを意識してもらいたいですが、その前に職員が「利用者と自分自身を守る」という意識がとても必要です。「感染症対応で意識をどれだけ持てるか」、「感染症予防のアンテナを強くはれるか」が、まん延防止につながると思います。これからも千寿苑では、意識を高くもち法人全体へも伝わるように行動していきたいと思います。

社会福祉法人 有隣協会
養護老人ホーム 千寿苑
施設長  坂本 洋