7月に外出行事を予定していましたが、昨年の暑さを超える猛暑もあり、今年は入所者の皆様の健康を考慮し、秋に開催することに致しました。入所者の皆様へ「どのような外出行事にしたいか?」や「どこへいきたいか?」という内容でアンケートを行った結果、「一泊旅行を復活させてほしい」、「宴会がしたい」、「温泉に入りたい」、「おいしいものが食べたい」などの意見があがりました。外出行事担当職員を中心に施設長、主任支援員で内容を決める会議を開催し、下記の提案があがりました。

① 「秩父レッドアロー号に乗り、温泉に入り宴会をするコース」
② 「牛久大仏を見て、皆でバーベキューを楽しもうコース」
③ 「海を見ながら、熱川旅行コース」
④ 「大洗水族館へ行き、ひたちなかに泊まろうコース」
⑤ 「サッポロビール船橋工場見学、一杯やりながらバーベキューコース」
⑥ 「スカイツリーから武蔵国を見ようコース」
その中から「サッポロビール船橋工場見学、一杯やりながらバーベキューコース」と「スカイツリーから武蔵国を見ようコース」に決定しました。



2018年10月12日に、千葉県船橋にある『サッポロビール工場』へ入所者10名、職員5名で見学に行きました。

サッポロビールの船橋工場は、東京ドーム4個分の広さで32万㎘が貯蔵されており、ひとりが350㎖缶ビールを毎日1本飲んだとしても、飲み終わるまでに2,465,753年の年月が必要とのことでした。入所者の皆様は説明を聞くたびに「え~っ?」と驚きの表情でした。


なんだ? この表情は記念撮影で緊張か? 準備中の一コマです。

説明も終わり楽しみの試飲会です。できたてのビールをひと飲み。今まで飲んだビールとは比べものにならないほど“おいしい”と笑顔があふれていました。
試飲会も終わり、あとはお楽しみの焼き肉パーティーです。焼き肉は工場横にあるレストランで海を見ながら食べられるということでしたが、あいにくの曇り空。やはりこのような外出行事は常に晴れがいいですよね。


これまでの焼き肉パーティーは、職員がお肉や野菜を焼いて提供していましたが、今回は入所者の皆様にも楽しんでもらうため、できる方には自身で焼いて頂きました。やはり、千寿苑の入所者の皆様です。“おもいやり”が強く、独り占めにする人はいません。焼けたそばからお肉を配る人もいれば、野菜をたくさん焼いてあげたりしていました。もちろん焼き肉にはビールはつきものですね。入所者の中には15年ぶりに飲む方もいました。はじめは控えめに中ジョッキでしたが、最後は大ジョッキを飲んでいました。ビールは飲まずに焼き肉を楽しむ方もいらっしゃいました。



海が見えるレストラン。180度パノラマの海を堪能するために前もって予約するも、入所者の皆様が見るのは鉄板とグラスのみ、最後には海に背を向ける始末。それでも鉄板を囲み笑顔で会話を楽しみながら、食事していることに職員としては嬉しく感じました。いつもの食事は無言で食べてすぐに食堂を後にしてしまうので、入所者の皆様が会話しながら食事をしている光景は新鮮に感じます。本来、毎日このような会話のある食事なら嬉しいのですが。これについては、我々職員が更に努力しなければと猛省しました。



コラ!! 座って食べなさい、竹内事務員!! 皆の手本とならないと!

楽しい時間はあっという間に終わり、みんなで集合写真を撮り帰路につきました。事故もなく無事に終わったことが何よりも嬉しく、参加した職員はご苦労様でした。
施設生活を送る中で、アルコールは御法度である風潮がありますが、千寿苑では飲酒は決められた場所、時間であれば可能です。今回、一泊旅行は実現しませんでしたが、宴会と称して焼き肉パーティーを提案しました。入所者の皆様も大変喜ばれていました。
一泊旅行を実現するためには千寿苑職員のみでは困難です。ボランティアとして法人職員有志の協力が必要となります。法人職員の有志、ぜひ一度千寿苑の行事に参加してみませんか? サプライズで持ち芸の披露も可能ですよ。

社会福祉法人 有隣協会
養護老人ホーム 千寿苑
主任支援員 坂本 洋