今年も七夕という年中行事が終わりました。
短冊に願いを書いて、笹に結び付ける・・・
そうすれば、願いが叶うと言われているようですね。
日本各地で七夕行事が行われたと思うのですが、東六郷いこいの家でも七夕行事を行いました。
「七夕多世代交流会」
今回は私にとっても特別な会になりました。
とても大きな気づきがあったのです。
「七夕多世代交流会」とは?
「七夕多世代交流会」は、同じ六郷地区にあり、以前から当館と多世代交流があるいずも保育園とコラボ企画という形で実現致しました。
ありがとうございます。
園児と利用者の皆様がたくさんご参加いただき、とても盛り上がりました。
まずは、その様子を紹介しようと思います。
舞台踊りからスタート!!
舞台踊りから始まって、短冊へ願い事を書き、最後に笹の葉へ。
園児のみんなは、少し緊張した様子でしたが、どうなったのでしょうか?
舞台踊り
まずは、園児の皆さんがこの日のために猛練習をした踊りを披露。
踊りを見ているいこいの家ご利用者さんは「可愛い~(⋈◍>◡<◍)」と声も聞こえ、一生懸命頑張る園児の皆さんを応援されている光景が印象的でした。
予定していた2曲の後にアンコールもありましたし、かなり盛り上がったのではないかと思います。
園児誘導
踊りの披露が終わり、これからみんなで短冊を飾っていきます。
園児の皆さんは自分の願いを込めた短冊を手に、いこいの家ご利用者さんと一緒に笹を飾り付けていきます。
園児と飾り付け
笹の枝が細いので飾り付けは結構難しかったのですが、ここはいこいの家ご利用者さんの出番です!
園児の皆さんをリードして、慣れた手つきで手際よく飾り付けをしていきます。
さて、何を願ったのでしょうか?
願い事を見てみるとそこには…
短冊にこんな願い事が…
皆で飾り付けをして、たくさんの願い事が笹の葉いっぱいに集まってきました。
「やさしいママになれますように」
「素敵なお姉さんになれますように」
「素敵な…」
今よりも未来…どちらかと言うと、自分たちが大人になった時の願いがいくつかあり、その「優しい願い事」が私の目を惹きました。
成長過程において環境が大切だと思うのですが、そのような願いは、素敵な大人に囲まれているからこそだと思います。
七夕多世代交流会を終えた、中島のつぶやき
この七夕多世代交流会を開催して、この場所にいる全ての人の優しい気持ちに触れることで、幸せを感じることができました。
ここでちょっと、つぶやいてもいいでしょうか?
いま、福祉の中では「地域共生社会」が重要と言われています。
言葉で見ると難しいですが、要は「みんなで助け合いましょう」ということです。
なにか、きれいごとを言っているように聞こえるかもしれませんし、実現しようとすると、とても難しいことだと思います。
・・・そう思っていたんですが、身近な、今回の行事でそれに近いことができたような気がするんです。
園児のみんなは、踊りとその愛らしさで利用者の皆様を楽しませ、和ませることができました。
利用者の皆様は、園児が短冊を笹につけるのを手際よく手伝うことができました。
助け合いですよね。(*^^)v
まさに地域共生社会のミニモデル。
これができたワケがいくつかあると、私は思うのです。
まず、「お互いのことを知ること」
園児のみんなと利用者の皆様はとても違います。身体の特徴も違えば、考え方・感じ方も違います。
それが解ることで「助けられること」が見えてくるのではないでしょうか?
つぎに「お互いの違いを受け入れること」
違いが解っても、それを受け入れなければ助け合うことはできません。
短冊のヒモをうまく結べないからダメ、ではなく手伝って結ぶのがうまくなるようにレクチャーする。
園児と大人だから自然にできましたが、別のことで、20代の若者と50代の方だったらどうでしょうか?
同世代の職場の同僚は?近所であいさつを交わすだけの人とは?
互いを知って、違いを受け入れ認め合う。
今回はその第一歩だったのかなと感じました。
あくまで私のつぶやきです。
最後に………
七夕の夜は、おりひめとひこぼしが年に一度再会できる唯一の機会といわれています。
とてもロマンチックで素敵な話しですよね!
日本では、短冊に願い事を書くことが風習になっていますから、私も一筆、書かせていただきました。
みなさんは、どのような願い事を書きましたか?
東六郷いこいの家 館長 中島 禎